更年期障害の症状(1):発汗、吐き気などの不定愁訴|貧血治療

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初めての不定愁訴が続く

更年期障害の症状だとは気づかなかった2014年年初の手足裏の異常な発汗と気持ち悪さですが、四六時中これらの症状が出ている訳でもなかったので特に病院で診察を受けるということもしませんでした。

手足裏の発汗はともかく、食事時に起きる気持ちの悪さはだんだんと辛くなってきて吐き気へと変化してきました。ちょうど症状がでて1ヶ月程経過した頃です。

普通、胃の調子が悪い時は「食欲がない」「食べた後にムカムカする」「お腹が空いている時に胃痛がする」などだと思うのですが、この時の『気持ちが悪い』のは、食欲があって食事中食べ物を咀嚼している最中に気持ち悪くなって飲み込めない、という自分自身でも初めての体験でした。

食べ物そのもの、または料理の匂いが口に広がり鼻に抜ける時に「オエッ」となりとても厄介でした。豆腐、水、漬物という匂いの少ないものや匂いが立たない冷たい食べ物位しか食べられなくなってきました。

そんな状態だとまず周囲から疑われるのが「妊娠」です。結婚生活が20年になろうとしていましたが残念ながら一度も妊娠経験がなく…そして周囲の色めきだった雰囲気に申し訳けないほど、この頃は多量の生理がきちんとした周期でありました…。

掛かり付け医での診断

この『気持ち悪さ』『吐き気』から何とか逃れたい、ということからまずはかかりつけの内科で受信しました。主訴を聞いた先生は「またいつもの胃腸炎でしょう。」ということで吐き気止めと胃薬を出してくれました。
私は社会人になってから1年に1〜2回は胃の調子が悪く内科で診てもらっていました。先生はまた「それだろう」と思われたようです。私もそう思っていました。

一応この時に今までに体験したことのない「手足の異常発汗」も訴えてみましたが「自律神経失調症。仕事は頑張りすぎないでリラックスしなさい。」といわれました。先生の言われる通り仕事も忙しかったので「そうかな」と思いとりあえず処方してもらった薬で吐き気を抑えていました。

そうこうしているうちに2014年の春が過ぎ、仕事の佳境も過ぎたところで最初の症状が次第に治り始めました。「自律神経失調症だったんだ」と納得しました。

この時期の生理の状況

相変わらず経血の出血量が多く、短時間でも座りっぱなしでいると座面が真っ赤に染まるほどでした。仕事場で事務椅子などを汚して本当に申し訳けなくなるほどで着替えを持参していた程でした。そんな経血の多量出血が重なってか、健康診断で『貧血』で「内科で再検査」という結果が出てしまいました。

内科での貧血治療

健康診断での『貧血の要経過観察』は実は数年前から出ていました。初めてその診断が出た時に内科にいった時に出た鉄剤が合わず、ずっと気分が悪い状態が続いたので通院も投薬も途中でやめてしまった過去がありました。

健康診断を受診した病院の内科で血液検査を再検査するとやはり基準値よりヘモグロビンが少ないということでした。考えられるのは、消化器官からの出血(胃や大腸など)、加齢によるもの(更年期とは言われませんでした)、経血の出血増などということ。

「経血の多さからかな」ということでしたが、一応原因を突き止めようということで胃や腸の検査を勧められました。
大腸は検便結果は異常なし、胃の検査は私が最も恐れている胃内視鏡を何度も勧められましたが頑なに拒否…先生も諦め(?)「しばらく鉄剤を服用してそれでも貧血が改善しなければその時には胃の内視鏡をしましょう」ということになりました。

過去に鉄剤の服用で気持ちが悪くなったことを先生に話すと「寝る前に服用してみて下さい」という指示で実際に寝る前に服用してみると全く気分が悪くなくその反対で朝までぐっすりと眠ることができました。

実はこれ以前から不眠症に悩むことが多かったのですが、体内の貯蔵鉄不足から不眠も起こるということを知ったのはそのずっと後でした。久々に朝までぐっすり寝れた喜びで毎晩鉄剤を服用することになりましたが、本当に鉄不足になった原因は他にあったことなどこの時には知る由もありませんでした。

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