更年期障害の改善のために漢方内科に通院する
漢方内科をみつける
まだ更年期に突入したという診断も下されていない時期、緊張感と吐き気で毎日毎時間悩まされていた時に横になってスマホで色々ググっていました。
「同じような症状を体験した人はないか」
「同じような症状を克服する体験記はないか」
「今の症状を克服する手立てはないか」…etc.
なかなかたどり着けない途中で漢方内科がある医院を見つけました。その医院は自律神経症状を主にした漢方での治療を専門としていている医院でした。
3年前初診の予約を取るのに1ヶ月以上も先でないと取れませんでした。(現在初心の予約は取っていないようです)
偶然にかかりつけの内科で更年期向けの漢方薬「加味逍遙散」を処方してもらいだいぶ体調も良くなったのでもう行かなくてもいいかな、とは思いましたが「違う漢方医の診断も受けてみよう」という気持ちから予約した漢方医の医院を訪れてみました。
これがまた、「初めての医院」「初めての場所」「初めての先生」という前提で治ったはずの『緊張感』『吐き気』が再燃!委員まで行くのにまた途中下車三昧でした…。
漢方内科での初診
初診を受ける際、数枚に渡る問診票をあらかじめ記入し、それを元に先生の診断を受けることになっていました。担当の医師は物静かな温和な先生(男性)でした。
私が症状や困っていることなど周りに相談できない症状の悩みなどをウワーッと話している間も先生は黙って全てを聞いてくれました。それだけでこちらはホッとして、リラックスできて「来てよかった」という気持ちになりました。
一通り私の話しを聞くと「生理の量、回数が減少している状態から『更年期』であると思います。」ということで「やっぱり更年期か」と思いましたが安心しました。
その時の主訴は「吐き気」「緊張感」だったので、かかりつけの内科で漢方内科医の先生に出してもらった「加味逍遙散」では「ちょっと違うかなぁ。誰先生に出してもらったの?」と聞かれ、私は先生の名前を言ってわかるのか?という顔をしていたら、漢方医の先生は日本全国でもそんなに多数いないそうでその先生の名前をいうと「女の先生ね」と知っていたようでした。
その時の診察内容は、問診の他に
1.舌の状態を診る(表面と裏面をベーっと出して見せる)
2.脈拍を取る
この二つは毎回必ず行われるようになりました。
黄連解毒湯の効用は?
初診後、毎食後服用するようにと出た漢方薬は『ツムラ黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)エキス顆粒』
黄連解毒湯の効用は
胃炎を改善
血圧を下げる
不眠
イライラ
動悸
皮膚のかゆみ
二日酔い…など
比較的体力があり、のぼせ気味、顔色が赤いという人に用いられるとのこと。
漢方医の先生には言われませんでしたが、更年期症状が始まった頃に「顔が赤いけど大丈夫?」と周りの人に言われたことは何回もありました。その時は発汗などはなくなんの自覚症状もありませんでした。
とりあえず2週間服用し、その後もう一度診察を受けることになっていました。
黄連解毒湯の私に出た副作用
毎食後きちんと出された黄連解毒湯を服用しました。服用してすぐに体調の変化があったか、というと1週間くらいは何もありませんでした。
引き続き緊張もしたし、吐き気もひどくはないけれどありました。
ただ、吐き気は途中下車するほど気分が悪くなることもなく「なんとなく気持ちが悪い」程度で気にしなければ(それが難しい)やり過ごせる程度にはなっていました。
服用開始後7日を過ぎた辺りから、動悸、過呼吸気味、喉のつまりなど今までにない症状が突発的に出るようになりました。日常的環境に変化はなく、多少夏の暑さで体に負担は感じていましたが喉のつまり感は辛かったです。
「やっぱり漢方薬は合わないのかも」という後ろ向きな気持ちになりましたがそのまた7日間の漢方医の2回目の診察時にはもうそれらの症状は治まっていました。これが副作用なのかはわかりませんが、おそらく私にとってはそうだったと思います。