更年期障害の始まりは多量の発汗と気持ち悪さ
「なんとなくいつも調子が悪い」
「やる気はあるのに体が重く億劫」
と自覚し始めたのは40歳の半ばを過ぎた2014年年初頃でした。
その頃の仕事は、専門事務職のパートタイム勤務。
発症時期は、繁忙期になると連日出勤し、朝から晩まで12時間以上仕事をし家事をこなすという毎日に加え、アロマスクールなど趣味の学校にも通っていました。
更年期症状:多量発汗の始まり
決定的に「何かヘン」と感じたのは、それまで大好きであったオイルトリートメントの施術を受けている時でした。仕事の繁忙期がすぎると決まってリラックスするためにトリートメントを受けていました。
後面(背中や腰、ふくらはぎなど)の施術の際に、マッサージテーブルにうつ伏せになるのですが、その時に強烈なめまいを感じ、気持ち悪くなってきたのです。
我慢してうつ伏せになっていたのですが、耐えきれず申し訳なかったのですが後面の施術は行わないでもらいました。自分の体の変化に自分が驚き、また大好きなトリートメントも中断しなければならなかったことに少なからずショックを受けました。
それ以来、足裏に多量の発汗が度々起こるようになりました。
発作のように時間や場所を問わずに始まったように感じましたが、よく自己観察してみると出勤の日の朝食前後、仕事帰り、寝る前などが多く、総じて「リラックスしている」または「リラックスに入る状態」が多く、反対に仕事に没頭している時や家事などで時間に追われている時は異常発汗が襲ってこないのが不思議でした。
更年期症状:発汗に伴う吐き気
発汗が始まると決まってものすごく気持ちが悪くなりました。
胸のあたりがムカムカする…それでも私は気持ち悪さが起こっても吐けない『嘔吐恐怖症』です。
気持ち悪さ始まるとただひたすらそれが通り過ぎるのをひたすら待つしかありませんでした。
また、発汗量も最初は足裏だけでしたが、次第に手のひらも同じようにかくようになり、靴下はかなり濡れて、手のひらはタオルで吹かなければならない程の量でした。
足裏や手のひらだけかく汗は「自律神経失調症」だろうと思っていました。仕事が忙しすぎたのでそれが原因であり、それが過ぎれば治るだろうと簡単に考えていました。
また、発汗が起こるタイミングがこの頃は全然わかりませんでした。
気がつくと手と足裏に多量の汗が出てきてしまう、厄介なもの…
そう思う一方で「こんなことぐらいでへばっていてはダメだ」と自分で自分を頑張らせていたのも事実です。
更年期症状が出た時の生理
この時点での生理の状況は28日〜30日で周期的には普通でしたが、出血量が「体の中の血が無くなるのではないか?」というくらい多量でした。もともと出血量は少ない方ではないと思うのですが、毎月増量していくようで怖かったです。
その時は更年期=閉経のイメージがあったので、こんなに生理の出血量が多かったので自分が更年期だとは疑いもしませんでした。